どうも。どっことです。お久しぶりです。早いもので、今年もこの季節がやってきました。
「箪笥 Advent Calendar 2024」の6日目の記事です。
卓ゲ箪笥 Advent Calendar 2024 - Adventar
今回のテーマはキューバードです。カードの絵柄がめっちゃ可愛いこのゲームは、ルールがシンプルなのでちょっとした空き時間にプレイするのにもってこいのゲームとなっています。
かなりマイナーな部類に入ると思いますが、そのおかげで競合他社がいないので今回はこのゲームで勝つための戦略にフォーカスして備忘録としたいと思います。
BGAのチュートリアルがとても親切なので、まだやったことがない人はぜひ一度試してみてください。すぐに飲み込めると思います。
例のごとくBGAでのアリーナ二人戦を想定しています。シンプルゲームで楽しんでいる方は、参考程度にご覧いただけますと幸いです。
勝つために考えること
いかに手札を無くすか
まずは勝つためのアプローチです。このゲームは手札がなくなると、お互いの手札をリセット(全て捨てて7枚ドロー)したうえでもう一度自分のターンをプレイすることができます。自分のターンが多ければ多いほど鳥カードを入れ替える・揃える機会が増えるので有利です。いかに相手より早く手札を0枚にして自分の追加ターンを獲得し、有利な状態を維持できるかが重要な考え方の一つです。
有利・不利の考え方
有利な状態とは、相手よりも勝利条件に近い=鳥カードをより多くコレクションしている状態と考えてもらえれば問題ありません。勝利条件には、「7種類の鳥カードを1枚以上コレクションする」「2種類の鳥カードを3枚以上コレクションする」の2種類がありますが、後者の条件は前者の条件を出し抜いたような印象の勝利条件であるため、まずはコレクションの種類を意識して有利・不利を考えてもらえればと思います。
どの鳥カードを優先して獲得するか
場のカードは対戦相手と共有、というか取り合うものなので、相手の状況を見つつ自分が欲しいカードを優先して獲得することが重要です。考えることはやはり多いですが、まずは以下を判断基準とするのが良いと思います。
- より価値の高い鳥カードがある
- 相手もその鳥カードを必要としている(まだコレクションしていない/3枚コレクションにしたそう)
- 自分の手札と組み合わせればすぐにコレクションできるカードがある
鳥カードの優先順位は以下の通りです。コレクションするための枚数が少ないものほど価値が高いので優先して獲得することになります。
- フラミンゴ(2/3枚)
- よく「ミンゴォ...頼むヨォ...」って泣かされてる。
- フクロウ=オオハシ(3/4枚)
- オオハシはイケテルと思う。
- カモ=オウム(4/6枚)
- 正直カモの方が価値が高そうに見える。(みえるだけ)
- カササギ(5/7枚)
- ドミニオン勢にはおなじみ。
- ヨシキリ=コマドリ(6/9枚)
- ヨシキリは「パイプ」、コマドリは「スズメ」って呼んでる。
次に、相手もその鳥カードを必要としているかを考えます。そもそもですが対戦相手がいる以上、状況は以下の4パターンに分類できます。(当たり前といったらその通りなのですが汗)
- 自分も相手も必要(まだお互いコレクションしていない)
- 自分は必要だけど、相手は不要(相手だけコレクションしている)
- 自分は不要だけど、相手は必要(自分だけコレクションしている)
- 自分も相手も不要(お互いコレクションしている)
価値が高い鳥カードで、相手も必要としている鳥カードを優先して獲得すべきです。価値が高い鳥カードは少ない枚数でコレクションすることができるため、勝利条件に大きく貢献することができます。
相手がそのカードを必要としているかは、鳥カードのコレクション状況から判断できます。序盤であれば7種類の鳥カードをコレクションすることを優先してアクションすると思いますので、まだコレクションしていない鳥カードは必要なカードと判断できます。一方で中盤・終盤になると↑で説明した2種類の鳥カードを3枚コレクションする勝利条件も意識する必要があるので、相手が何を集めているか見極めたうえで、後者の勝利条件のために動いているようであればそれを妨害するような取り方をすることも視野にいれたほうがいいでしょう。
また手札を減らすことを優先し、価値が高くない鳥カードを獲得するようなアクションも十分に考えられます。その場合には、「自分は不要だけど、相手は必要」である鳥カードを優先して獲得することで、自分は手札を減らしつつ相手の妨害をするような動きをすることができます。
どこに何の鳥カードを置くか
このゲームでかならず行う「鳥カードを置く」アクションですが、とにかく、どこにどの鳥カードを置くかが重要で、考えることが山積みです。わたしもまだまだ整理できていないので、できればそれをネタにこのブログを更新したいと思っています。
簡単に説明できることを一つ取り上げるなら、「相手が有利になりにくいように/選択肢が増えないように鳥カードを置く」です。(おそらくオセロと考え方が近いのではないでしょうか。)例えば自分がカードを置いて、その列に鳥カードが1種類しか無くなったため、山札からカードを追加したら、フラミンゴが3枚追加されてしまった。。となったら相手は「あざーっすwww」と言ってそれを間違いなく取ってくるでしょう。山札からカードを追加しないような置き方ができるのであれば、できる限りそれに努めた方が良いでしょう。新たに山札からカードを追加することは、相手にとって大きなメリットになり得るのです。
相手をあがらせないためにはどうするべきか
これは相手に負けないためのアプローチです。接戦となった時にはとにかく相手に勝利条件を達成させないことが重要です。正直このゲームの一番難しいところだと思っています。相手が手札に何の鳥カードを持っているか押さえつつ、たとえば以下のような動きが状況に応じて必要になってきます。
- 相手が必要としている鳥カードを最優先に取る。相手が獲得した鳥カードから、次に何を獲得しようとしているかを予測し、それを優先して取ったり、もしくはそれを取られないようにするアクションをする。
- 自分の手札を0枚にしない。相手が圧倒的に有利な状況において、手札を0枚にすることによりお互いの手札をリセットすることは相手の方が有利になってしまうことが多いです。相手の手札や場に出ている鳥カードの状況にもよりますが、現状の手札を0枚にせず不要分を使って山札から2枚ドローで凌ぎ、さらなる状況悪化を防いだ方が良さそうです。
結局は相手の手札を把握すること・何がしたいか予測すること
ここまで勝つためのアプローチ・負けないためのアプローチを簡単に紹介してきましたが、つまるところ「いま相手の手札には何の鳥カードがあり、それを使ってどのようなアクションをしてくるかを予測すること」が最も重要です。(このゲームに限った話ではありませんが。)2枚ドローが入ると手札の把握が難しくなりますが、断片的でも手札を認識しておくだけで、「これをやったら確実にまずい」という選択肢の取捨選択をすることができるわけです。慣れるまでは難しいかもしれませんが、まずは勝つためのアプローチでゲームに慣れ、徐々に相手の手札やアクションに意識を傾けていくことで、このゲームの上達を促すことができるでしょう。
補足
色々整理してきましたが、最後に忠告させてください。このゲームはなかなかの運ゲーだと思います。
もし見れるなら、あなたが負けた強者の方々の統計グラフをご覧ください。右肩上がりのグラフが伸びていますか?どちらかというと乱気流のごとく激しく揺れ動くグラフになっているのではないでしょうか。それだけこのゲームの勝率が場と手札の運命(ディスティニー)ドローに強く影響しているということです。
このゲームをがっつり遊びたいという方は、どうか結果に一喜一憂せずに楽しんでください。どうか「あー負けちゃったかー、次いくかー」くらいの温度感で楽しんでください。わたくし、どっことからのお願いです。(切実、そして戒め)
せっかく考察して、書いて、まとまったところの最後の最後にこんなどん底に突き落とすようなことを書いてしまって、本当に何やってんだ私は...というところなのですが、これをきっかけに是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
なお、上のより詳しい解説とは別に、今のところ以下を残課題としている状態です。私の精神状態が安定している?(来年のAdventCalendar?ほんまに?)ときに更新できたらと思います。
- 手札をリセットする時の最後の鳥カードはどこにおくべきか問題
- 山札2ドローに頼る場面はどんなときか問題
- その鳥カード、本当に今コレクションとして公開していいの?問題
- フラミンゴ、稀に大量発生しすぎでしょ問題
- ノッポもスズメも稀に絶滅してるでしょ問題
それでは。